HUB-IBARAKI ART PROJECT

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「《突然の風景》 発表」のご案内

今年のHUB-IBARAKIのメインプログラム、冬木遼太郎による作品《突然の風景》の発表を、5月26日(日)に茨木市中央公園北グラウンドにて実施します。この1日限りの特別な時間と場を、多くのみなさまとご一緒に共有して楽しんでいただければ幸いです。ぜひご来場ください。《突然の風景》 発表発表時間|2019年5月26日(日) 13:00、15:00、17:00の3回実施(発表時間約10分。各回同内容を発表します。)会場|茨木市中央公園 北グラウンド (駅前4丁目8 旧茨木市市民会館北東側)http://www.city.ibaraki.osaka.jp/shisetsu/sports/ground/1317108250356.html入場無料[会場アクセス]・JR茨木駅、阪急茨木市駅より徒歩10分・お車でお越しの際は、中央公園駐車場(有料)をご利用ください※ 天候により当日の発表時間が変更となる場合がございます。※ 当日は会場内にて、後日Webなどに一般公開する記録映像の収録をおこないます。映像への映り込みをご遠慮される方は、当日スタッフまでお申し付けください。---今年のHUB-IBARAKIの主軸となる冬木 遼太郎の作品《突然の風景(Sudden View)》は、公共空間での作品発表として極めて特殊な形式の作品です。グラウンドに集まった16台の車に1音ずつ音階が設定されたクラクションの音があてがわれ、それらで1つの音楽を演奏するというものです。《突然の風景》は、「公共/パブリック」をコンセプトの中心に、作品の発表環境やクラクションへの固定観念を介して、公共の場での人のコミュニケーションのあり方について、各々が思いを巡らせる機会となることを狙いにしています。また、昨年茨木市は、地震と台風の2つの自然災害に見舞われました。昨年の地震からまもなく1年を迎えるこの時期に、この作品を発表することも、作品の鑑賞体験に関わる1つの大切な要素でもあります。この《突然の風景》の発表に向けて、会期スタート時の3月末から茨木市内で様々な活動をしている市民の方々とお会いして、多くの対話を重ねてきました。作品が特殊な発表形態であることから、その意図を伝え理解を深めていただくと共に、発表当日のためのあらゆるご協力をお願いする動きを断続的に実施しました。さらに会場の近隣住民への当日のご案内も、プロジェクトの活動の一つとしておこなっています。この発表前の一連の活動を通じて、市民の方々から茨木市への思いやエピソードをたくさんお聞きすることができました。《突然の風景》は、ただ作品としての形式で成り立つだけではなく、コミュニケーションのための媒体としての役割も担っています。5月26日の作品発表がきっかけとなり、茨木について、そして私たちの日常について、さらに様々な対話と議論が生まれていくことを願います。[制作協力]技術制作|米子 匡司(音楽家)編曲|横山 裕一アーカイブ映像制作|ヤマダユウジ(映像クリエーター)車のご提供|茨木市のみなさま【作家からのメッセージ】———最初に浮かんだのは「市」という単位が個々の人たちにとってどういうものであるか、ということだった。特定の地域の中で、同じ市民として生きていくとはどういうことなのか。 まず、なぜその市を住む場として選んだのか?住みやすさ、生まれた時から親がそこに住んでいたから、仕事上の理由、なんとなく、etc。おそらく理由は様々である。そういった様々な動機でそこにいる人たちが、たまたま茨木市という単位で一緒に暮らしている。愛着がある人もいれば、ネガティブな印象を持っている人だっているだろう。 そこで自分なら何をするかを考えた時、他者と関わることが絶対的に良いことであるとか、交流自体を強要するのではなく、自分と違う考えのとなりの人を認める行為から始まるようなことがしたいと思った。冬木 遼太郎

HUB-IBARAKI [note] ページ開設のご案内

今年のHUB-IBARAKI ART PROJECTでは、会期中の情報の管理と発信のために「note」を新たに活用することにしました。HUB-IBARAKI noteページ|https://note.mu/hubibaraki作品展示が主体となったアートプロジェクトや芸術祭と異なり、作品の制作プロセスや地域の人々との関わり合いに比重が置かれる類のアートプロジェクトでは、その意義や状況が伝わりにくいという現場の外からの声が常々あり、その情報発信・共有の方法は多くの現場で課題となっています。内輪でやっているように見られがちなシステムですが、私たちのアートプロジェクトの現場は、アートを介して地域の環境や人々にいかに意義のあるアプローチができるかを常々考えて動いています。今年のHUB-IBARAKIは、6か月の期間中13ものプログラムがあり、その大半は1日限りの実施です。現場の体験が大切だと言われるアートの現場ですが、その全ての場に参加してプロジェクトの全容を把握するのは、今回の作りではほぼ不可能に近いと思います。そのため、運営チームのメンバーが各プログラムのレポートをできるだけ速やかに執筆・公開して、アーカイブの集約と蓄積を可視化すると共に、リアルタイムに近い情報共有の環境を作ろうというのがここでの狙いです。会期終了後に記録集の制作もしますが、会期が終わってしばらく経ってのレポートとなると当時の記憶や空気感が薄れて、人によって追体験の強弱が生じてしまう事が多いと思います。またここ近年はスマホやSNSの普及により、「体験」という概念さえ世代間で大きく違いが生じている状況もあり、「リアルな体験」への調査・考察という意味でも、このnoteでの発信を試みる意義はあるのではと考えています。運営チームのメンバーそれぞれの個性で、プログラムのレポートをこれからの半年間随時発信していきます。ぜひこまめにチェックしていただけると幸いです。

HUB-IBARAKI ART PROJECT 2018-2019 選定作家発表!

昨年末に実施しました審査会の結果、今回の「HUB-IBARAKI ART PROJECT 2018-2019」にて作品を制作・発表していただく作家に、京都と大阪を拠点に活動を展開している冬木遼太郎氏を選定しました。すでに年明けから現地でのリサーチや打ち合わせを重ねて、作品の形式から6か月にわたる会期中のプログラム構成の検討などを、冬木さんと運営チーム一体となって急ピッチで進めています。今回の「HUB-IBARAKI」は、6か月間の会期の長さを活かした、例年以上にプロジェクト色の強い内容になりそうです。今後、開催までの現場の動きも随時SNSなどでレポートいたします。3月29日の開幕まで、楽しみにお待ちください!冬木 遼太郎[FUYUKI Ryotaro]1984年富山県生まれ。2008年京都造形芸術大学情報デザイン学科先端アートコース卒、2010年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後、京都と大阪を拠点に活動している。主な個展に「PRESIDENT」(ARTZONE・京都、2013年)、「Ryotaro Fuyuki solo exhibition」(サイギャラリー・大阪、2016年)、「A NEGATIVE EVAGINATE」 (大阪府立江之子島文化芸術創造センター、2017年) 。主なグループ展に「Making Sense Out of Nonsense」(京都芸術センター、2014年)、「Winter 2017 Residency Exhibition」(NARS Foundation・ニューヨーク、2018年)、「どこでもゲンビ2018」(広島市現代美術館、2018年) 。2017年、吉野石膏美術振興財団在外研修員としてニューヨークに滞在。HP:https://ryotarofuyuki.tumblr.com/