HUB-IBARAKI ART PROJECT 2016-2017

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HUB-IBARAKI ART PROJECT 2016-2017 開催概要

展示期間

2017年3月22日(水)〜9月30日(土)

作家

中島 麦

作品

《WM》

プロジェクト内容

作品発表、トーク、ワークショップなど6種類のプログラムを実施

実行委員長

河上 友信(茨木芸術中心)

ディレクター

山本 正大(少年企画)

事務局

茨木市文化振興課

主催

茨木市若手芸術家育成事業「HUB-IBARAKI ART」実行委員会(茨木市・茨木芸術中心)

ごあいさつ

平成25年度よりはじまった茨木市若手芸術家育成事業『HUB-IBARAKI ART COMPETITION』は、未来を担う若手アーティストを発掘し、茨木のまちを発表の場として提供することで、地域の芸術文化の発展に貢献することを目的としたソーシャル・アートプロジェクトです。
今年度は「HUB-IBARAKI ART PROJECT」と名称を変更し、初年度の選定作家である中島麦さんが、市役所を含めた複数の公共施設に作品を設置します。本プロジェクトは、「公共空間での展示」、「長期展示」、「まちや人との交流を持てるような作品の選定」を条件として作品制作を依頼し、アートを媒介とした人と人との対話が生まれることで、永続的な地域の活性化へ繋がるネットワークの中心「HUB」のような存在となることを目指します。
茨木の公共施設を利用したアート作品が、2017年3月22日(水)より茨木の施設にて展示されます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

発表作家

中島 麦 [NAKAJIMA Mugi]

1978年生まれ 美術家。長野県生まれ、大阪府茨木育ち、京都市立芸術大学美術学部油画専攻 卒業。絵を描く事を中心に、そこから拡張する出来事を取り込みながら活動中。その活動を通して、私自身が何ものからも自由で、何ものをもつなぐメディウムでありたいと考えている。個展、企画展、アートフェア、地域型アートイベント、コラボレーション、ワークショップ等展示多数。大阪在住。

作家オフィシャルサイト
https://nakajimamugi.com/

中島 麦 インタビュー

-作品タイトルは?
「WM」、「ウム」と読みます。有る無しの有無から想起した作品シリーズ

施設の「壁面」へ直接ペイントした作品、施設の「備品」へ直接ペイントした作品、キャンバス作品(絵画)※各施設にいずれかの形式で展示されています。

-『HUB-IBARAKI ART PROJECT』に参加したきっかけは?
地元だからこそできる作品の制作方法を実践したいということを考えて参加しました。また、環境を含めて存在し続ける作品を制作したいと思いました。

3年前の「HUB-IBARAKI ART COMPETITION」に出展した時に「生涯学習センターきらめき」の窓に絵を描きました。その時に地元でのプロジェクトであること、遠い場所から訪れるわけではなく近い距離に住んでいる作家が「作品を持って来て、置いて、はい終わりました。」というのは、作品制作のスタンスとしてはどうなのか?ということを思いました。地元だからこそできる作品の制作方法を実践したいということを当時も考えて制作を行っていました。

また、これまで色々な場所で設置した作品の殆どがイベント終了後に撤去されています。今回の制作は環境を含めて存在し続ける作品を制作したいと思いました。それには様々な難しさがありますが、チャレンジしました。

-作品が茨木市に長期展示されることで、まちや人々に作品がもたらす出来事はどのようなことだと考えていますか?
作品が何かの痕跡としてまちに残ることが地域の資産になると考えています。作品設置から時間が経過しても作品の「記憶」や「当時の想い」を繋げていくことができれば、まちや人々の生活に新しい景色が見えてくると考えています

僕は作品が何かの痕跡としてまちに残ることが地域の資産になると考えています。作品が設置されることによって、美術的な価値がすぐに付くわけでも、即効性のある問題解決の効果が出るわけでもない。「あそこにあんなんあったよね。」というものでいい。その記憶・体験的な資産としての作品が、その場所が何となく好きと感じることに繋がると思うんです

また、作品設置から時間が経過しても作品の「記憶」や「想い」を繋げていくことができれば、 まちや人々の生活に新しい景色が見えてくると思います。

開催プログラム

作品発表
《WM》作品展示

日時|3月22日(水)〜9月30日(土)
会場|茨木市内の公共施設7会場で展示
メイン会場:茨木市立生涯学習センターきらめき 3階、茨木市役所本館ー南館1階連絡通路、茨木市役所合同庁舎 7階 プラネタリウム(エントランス)
サテライト会場:茨木市立中央図書館、上中条青少年センター 1階・2階ロビー、市民総合センター2階北側エレベーターホール、福祉文化会館(オークシアター)2階・3階ロビー

◇ 中島 麦《WM》

会場|茨木市立生涯学習センターきらめき 3階

◇ 中島 麦《WM》

会場|茨木市役所本館ー南館1階連絡通路

◇ 中島 麦《WM》

会場|茨木市役所本館ー南館1階連絡通路

◇ 中島 麦《WM》

会場|茨木市役所合同庁舎 7階 プラネタリウム(エントランス)

◇ 中島 麦《WM》

会場|茨木市役所南館 1階エントランス、8階文化振興課

◇ 中島 麦《WM》

会場|茨木市立中央図書館

◇ 中島 麦《WM》

会場|上中条青少年センター 1階・2階ロビー

◇ 中島 麦《WM》

会場|市民総合センター2階北側エレベーターホール

◇ 中島 麦《WM》

会場|福祉文化会館(オークシアター)2階・3階ロビー

関連イベント

公開制作

日時|2017年1月~3月
会場|茨木市内展示会場各所

サン・チャイルド設置5周年記念イベント「子供も一緒に!みんなでお掃除!」

日時|3月11日(土)
会場|阪急南茨木駅ロータリー サン・チャイルド前

報告展2016-2017/中島 麦

日時|6月1日(木)~20日(火)
会場|la galerie(GLAN FABRIQUE 1F)

現在開催中の『HUB-IBARAKI ART PROJECT EXHIBITION(ハブ-イバラキ アート プロジェクト 作品展覧会)』の作品完成までのプロセスが見られる『報告展 2016-2017』を開催します。

アート・ライドツアー

日時|6月3日(土)9:00-13:00
集合場所|KURASHI cycle(末広町2-14 ユートピア末広1F)

中島麦さんと一緒に、『HUB-IBARAKI ART PROJECT』の作品を中心に、茨木市彫刻設置事業で設置された《サン・チャイルド》、《TRANS-Ren(Bump,white)》などの現代アートをスポーツサイクルに乗って巡ります。

ツアーイベント

日時|6月17日(土) 14:30-16:00
集合場所|GLAN FABRIQUE ギャラリー「la galerie」(駅前1-8-28)

『HUB-IBARAKI ART PROJECT EXHIBITION』の開催に併せて、選定作家・中島麦さんとプロジェクト実行委員が一緒に茨木市内の作品展示場所を巡りながら、プロジェクトの全貌を網羅できるアート鑑賞ツアーを開催いたします。

トークイベント

日時|6月17日(土)16:30-18:00
会場|茨木市合同庁舎7階 プラネタリウム
ゲスト|三井 知行(大阪新美術館建設準備室学芸員)

『HUB-IBARAKI ART PROJECT EXHIBITION』の開催を記念して、選定作家・中島麦さんとゲストを迎えて、プロジェクトの全貌について語るトークイベントを開催いたします。

ABOUT

HUB-IBARAKI ART PROJECT

「HUB-IBARAKI ART PROJECT」は、「継続的なアート事業によるまちづくり」を目的に、大阪府茨木市で実施するアートプロジェクトです。茨木市に暮らす人々が、アート作品・作家との交流を通して、アートの本質的な魅力である「表現の豊かさ/美しさ」「探求心」に触れて、その体験をそれぞれの日常の中へ還元していくことのできるアートプロジェクトを目指します。